革についてしまった油のシミを落とす方法
そういえばこの前のベトナム旅行で、ビアホイで空心菜炒めを食べていた際、油が飛んで、お気に入りの革のショルダーバッグにシミができてしまいました。
結構ショックだったんですが、帰国後今回紹介する方法を試したところ、目立たないレベルまで油のシミが薄くなりました。
簡単に手に入るものでできるので、同じ様に革に油のシミができてしまった人は試してみるといいかもしれません。(もしやる場合は、革の種類によってはうまくいかない場合や、逆に汚れが広がってしまう可能性もあり得るので、目立たないところで試してから行ってください。)
まず使うのは自転車のパンク修理に使う「ゴムのり」。
私は西友で買いました。スーパーやホームセンターなど、日用品を取り揃えているお店で幅広く売っているものだと思います。値段も250円くらいとお手頃です。
そしてこれが今回取り除いていく油のシミです。
この油のシミができてしまってから、一週間ほど経っています。革の質は、手触りが滑らかなものですが、艶はありません。ホーチミンで買ったお気に入りです。
この油のシミに、ゴムのりをたっぷり塗っていきます。惜しまずにたっぷり塗るのがポイントでしょうか。
ゴムのりは元々粘着性がありますが、塗ってから10分程経つと固まっていき、触っても手につかないようになります。
下の写真が10分程経過したときの状態。ぴったりと革にゴムのりがへばりついて、固まっているのが分かると思います。
その後、このゴムのりを手ではがしていきます。こするようにすると、ぽろぽろときれいにはがれていきます。
そうすると油のシミがゴムのりに吸収されたのか、かなり薄くなっています。
一回では完全に油のシミを落としきることは難しいと思うので、一回目の工程で残ったシミの部分にもう何回かこれを繰り返し行うと、どんどんきれいになっていきます。
ちなみに1枚目の写真は、まだ何も手を加えていない状態のものですが、2枚目の写真は、すでに一回目の工程を終え、2度目の工程に差し掛かっているものになります。
1回目の工程では取り除ききれなかった、油のシミの縁部分を重点的に取り除こうとしています。
最後に2回目の工程をを終えた時点で、全く手を加えていない状態の時と比べて、どれほど油のシミがきれいになったかを示しておきます。
Before
↓
これが2回ゴムのりを塗る&剥がすを繰り返した結果・・・
↓
After
どうでしょう。
まだ完全油のシミを取り除ききれいませんが、かなりきれいになったんではないでしょうか。たぶんまだ残っているシミも、工程をもう一度繰り返せばさらに目立たなくなるでしょう。
私は試していませんが、これを行った後に革のケア用品で、革の状態を整えるようにすれば、より目立たなくなるのではないかと思います。
革は種類が多いので、すべての革質に有効かどうかはわかりませんが、もし私のように革に油のシミを作ってしまって諦めモードの人は、最後の手段として試してみると、案外きれいになるかもしれませんよ。